こんにちは。現役公務員の母、コム母です。
ある本屋さんで公務員予備校のパンフレットを見かけたとき、
え、これ全部公務員予備校のパンフレット!?
と思わず口にしてしまうほど、世の中には公務員予備校が溢れています。
しかも、パンフレットを見ただけではなかなか違いに気づくことはできず、公務員予備校を比較することもままなりません。
先輩受験生の中には、本試験を迎えるまで「予備校選びに失敗していたことに気づかなった…」なんて人も普通にいます。
この記事では、受講される方のタイプに合わせて、最適な予備校を5つまで厳選したので、この記事を読めば、あなたにぴったりの予備校がきっと見つかるはず!
また、予備校選びに失敗してほしくないとの願いを込めて、現役公務員である息子に聞いた失敗しない公務員予備校の選び方を解説しています。
それでは、さっそく見ていきましょう!
公務員予備校を利用するメリット・デメリット
この記事を読んでいただいている方の中には、
そもそも公務員予備校って行かないとダメなの?
と疑問に思われている方も一定数いらっしゃると思います。
結論から言うと、公務員予備校には絶対に通った方が良いです。
とは言え、理由が知りたい人も多いはずなので、公務員予備校の選び方やおすすめ予備校を紹介する前に、まずは公務員予備校のメリットやデメリットから確認していきましょう。
「そんなことはいいから、今すぐおすすめの公務員予備校を教えて!」という方はこのボタンでジャンプしてください▽
さて、公務員予備校に通うメリットとデメリットを確認していきましょう。
まとめると、次のようになります▽

公務員予備校に通うメリット
公務員予備校に通うメリットは、
- 合格に必要なものはすべて予備校が用意してくれる!
- 分からないところはプロ講師に質問できる!
- よきライバルに出会える!
の大きく3つです。
順番に確認していきましょう。
合格に必要なものはすべて用意してくれる!
公務員予備校に通う1つ目のメリットとして、合格に必要なものは予備校側ですべて用意してくれるという点です。
教養試験、専門試験、論文対策、面接対策などなど…、合格までにすべきことが多い公務員試験において、自分で積極的に探す必要がないというのは時間効率の面でも最大のメリットと言えます。
予備校が用意してくれるものとして、
- プロの講師が研究し尽くした最新の受験教材
- 自習室や講義を倍速再生できるアプリなど、勉強のしやすい環境や設備
- 直前期の追い込みで利用できる予想問題
- 客観的なアドバイスがもらえる面接指導
- 復元問題や過去の面接質問例など、地元自治体に特化した試験情報
など合格には欠かせない要素をふんだんに提供してくれます。
予備校なしで乗り越えられたと思う?
予備校通ってても時間はなかったから、結構きついと思うよ
独学の場合、教材を用意するだけでも、科目数の多い公務員試験ではかなりの時間的労力を費やすことになります。
予備校に通っていれば、それだけで独学する場合に比べて時間的なアドバンテージを取れることになります。
分からないところを質問することができる!
予備校に通うメリット2つ目として、わからないところを講師に質問できることが挙げられます。
質問環境が整うことで、
- わからないところを放置せずに勉強を進めることができるので、確実に合格に近づくことができる!
- プロの講師に正確な情報を教えてもらうことができるので、時間を無駄にすることがない!
など、勉強の時間効率を加速度的に向上させることができます。
また、理解を問われる民法や経済学などの科目では誤解したまま本試験を迎えると、思わぬ失点を繰り返すなど本当に痛い目に遭うので、正確に理解できるようにするという点でも質問環境を整えておくのは重要です。
どれくらい質問しに行ってたの?
経済学なんかは授業終わるごとに聞きに行ってたよ
当然ですが、講師も理解できるまで丁寧に教えてくれるので、勉強で挫折してしまう可能性もグッと下がります。
質問環境を整えるのは、効率性・正確な理解の確保・挫折の防止の3つに役に立ちます。
良き受験生仲間と出会うことができる!
公務員予備校に通うメリットの3つ目として、良き受験生仲間に出会えるという点が挙げられます。
急に少年誌みたいなこと言うじゃない…
いや、マジで大事だからね!?
同じ立場の受験生と交流できていると、
- 周りと比べて、自分がどれくらい頑張れているかの指標にできる!
- 受験先が同じ人と情報交換することができる!
- 受験生同士で、受験生ならではの悩みを相談できる!
など精神的な支えになってくれます。
もちろん受験先が同じであれば、公務員として、同じ職場で一緒に働くことだってあります。
実際同期になってみてどうだった?
知ってる人がいるのはやっぱり心強いよね
また、別々の就職先になったとしても、仕事上の情報交換をすることもできるので、狭い公務員業界では良い人脈ネットワークになる側面もあります。
このように、公務員になるまでだけではなく、公務員になった後の付き合いまでできてしまうのも公務員予備校を利用するメリットと言えます。
公務員予備校に通うデメリット
ここまで見てきたように、公務員予備校に通うメリットは凄まじいのですが、当然デメリットもあります。
それは、予備校に通う費用の相場が概ね30万円程度と高額であることです。
ただ、
- 高額だと言っても、公務員になってしまえば2か月程度で回収できる程度の金額であること。
- 独学する場合でも、まともに教材を集めたり、予備校の公開模試を受験すれば10万円程度はかかってしまうこと。
を考えれば、そこまで大きなデメリットとは言えません。
反対に、独学で十分な対策をすることができずに就職浪人することになれば、公務員を1年経験してもらうはずだった給与を丸々失うことになるので、その損失は甚大です。
もう1年勉強するしても無給だものね…
知り合いは3年くらい独学する羽目になってたよ…
このように考えると、独学をした場合の金銭的なメリットは、1年で合格できた場合にしか得られないということになります。
このため、このブログでは基本的に公務員予備校に通うことをおすすめしていますが、金銭面な理由で独学する場合は、1年で絶対に合格する気概で立ち向かうようにしましょう。
現役公務員に聞いた公務員予備校を選ぶポイント!
公務員試験対策において、公務員予備校の利用はマストと言っていいほど重要ですが、世の中には公務員予備校が選びきれないほど数多く存在しています。
じっくりと選びたいところですが、公務員試験は時間との戦いです。ゆっくりと決めていては、それだけ勉強を開始する時間がずれ込んでしまいます。
ここでは、そんな皆様の助けとなるために、現役公務員に聞いた公務員予備校の選び方を紹介しています。
先にポイントをまとめておくと、
- 確かな合格実績があるか?
- 勉強をしやすい環境や体制が整っているか?
- 面接対策が充実しているか?
が選び方のポイントです。
順番に確認していきましょう!
最適な予備校をさくっと選べるようにするわよ!
ポイント①:確かな合格実績があるか

まず真っ先に確認したいのは、その公務員予備校の合格実績です。
当然のことながら、合格するために公務員予備校に通うわけなので、合格に不利な予備校を選んではいけません。
本当に合格したいなら、合格実績は最重要視すべき指標です。
価格とかコースの豊富さとかは重要じゃないの?
受かるために通うんだから、そんなの二の次だよ
合格実績を比較する際のポイントとして、
- 大卒の公務員試験のみの合格実績かどうか。
- 国家公務員試験に合格している人の割合はどうか。
- 自分が目指している試験の合格者が含まれているか、含まれている場合にその割合はどれくらいあるか。
は確認するようにしましょう。
合格実績の総数が多くても、高卒区分や警察・消防など自分が受ける試験種以外の合格実績が含まれている場合は要注意です。
ちなみに、地方公務員試験よりも国家公務員試験の方が圧倒的に難易度が高いので、国家公務員試験に合格できる人は地方公務員試験でも合格しやすいです。
その意味で、国家公務員試験にも合格できる公務員予備校は本当の意味で強い予備校です。
合格実績を比較する際は、その点も意識して確認するようにしましょう。
ポイント②:勉強しやすい体制や環境が整っているか

勉強しやすい環境が整っているかどうかも公務員予備校を選ぶ上で重要な指標です。
例えば、大学が用意している学内講座では、予備校だったら受けられるはずのサポートが受けられない場合があります。
おもに何が不便なの?
質問や面接対策が受けにくいとか、自習室が使えないとかかな
授業内容がいくら素晴らしくても、自習時間の多い公務員試験において勉強環境や体制が整っていないのはかなり致命的です。
予備校にどうせ通うなら、しっかりとしたサポート体制を受けられる状態にしておきましょう。
勉強環境をチェックするなら、
- 授業は何回でも受けられる体制になっているか。
- アプリなどオンラインで倍速再生できるなど学習しやすい設備・環境はあるか。
- 質問や面接対策は気軽に受けることができる体制になっているか。
は意識して確認するようにしましょう。
ちなみに、ライブで授業を受けるか、動画で授業を受けるか迷われる方も多いですが、勉強効率の面では、基本的に動画で授業を受ける方が効率は良いです。
予備校を選ぶ際は、動画などで繰り返し・倍速で再生できる環境にあるかもチェックするようにしましょう。
ポイント③:面接対策は充実しているか

最後のポイントは、面接対策が充実しているかどうかです。
昨今の公務員試験では、面接試験が重要視されるようになってきています。
民間企業での就活に比べればその割合は小さいですが、しっかり対策していないと当然のことながら試験に落ちてしまいます。
面接対策をチェックするなら、
- 面接対策の回数は無制限で受けられるか。
- 集団面接や集団討論(グループディスカッション)など、多様な面接試験に対応できているか。
- 試験の復元情報にアクセスできるか。
などは確認するようにしましょう。
公務員予備校選びでは、どうしても目先の筆記試験を重視しがちですが、受かった後にしっかり面接対策を受けられるような体制は整えておきましょう。
現役公務員が選ぶおすすめの公務員予備校5選!
ここまで公務員予備校の選び方について解説してきましたが、
手っ取り早くおすすめ予備校を教えてくれー!!
という声が聞こえてきそうなので、数ある公務員予備校の中から、本当におすすめできるものだけを厳選して紹介していきます。
もちろん現役公務員である息子の意見も踏まえて紹介しています。
現役公務員である息子が実際に体験したり、職場でそれとなく聞いたリアルな声を集約していますので、参考になること間違いありません。
おすすめの人物タイプも紹介してるから、あわせて参考にしてね!
それでは、さっそく見ていきましょう!
難易度の高い試験にも合格したいなら、TACがおすすめ!

- 難易度の高い国家公務員試験に合格したい人
- 対策にじっくり時間を使える人
合格実績で選ぶなら、TACがおすすめです。
2021年の公務員試験合格者は、
- 国家公務員試験の合格者は3,024名!
- 地方公務員試験の合格者は2,874名!
- 最終合格者延べ人数は驚異の6,064名!
という圧倒的な合格実績を誇ります。
合格者の内訳に、国家公務員試験の合格者が多いのも公務員予備校としての確かな実力がうかがえます。
TACを受講するなら、
- 最もスタンダードなコースは「総合本科生」
- 国税専門官も目指すなら「トリプル本科生」
がおすすめです。
なお、TACの場合は、いずれのコースの場合も、繰り返し復習することができるWEB講座が付いているので復習する際も安心です。
次の記事ではTAC公務員試験講座の口コミなどリアルな声を中心にまとめています。
より深くTACのことを知りたい方はこちらの記事を参考にしてください▽

面接対策を重視するなら、LECがおすすめ!

- 筆記試験と同じくらい面接に力を入れたい人
- 特に面接に自信がない人
公務員試験指導歴が30年以上もある公務員予備校界の老舗LECは、面接対策にかなり力を入れています。
LECの面接対策では、
- 面接官役は、元公務員や人事担当者が担当!
- 動画講評で、自分の面接を客観的に見ることができる!
- 面接情報がデータベース化されていて、簡単に試験の実態を把握することができる!
と、面接対策では他の予備校から頭が1つ抜けています。
LECを受講するなら、
- 最もスタンダードなコースは、「スペシャルコース」
- 国税専門官も目指すなら、「スペシャル国税専門官・財務専門官併願コース」
がおすすめです。
次の記事ではLEC公務員試験講座の口コミなどリアルな声を中心にまとめています。
より深くLECのことを知りたい方はこちらの記事を参考にしてください▽

社会人など時間がない人には、アガルートがおすすめ!

- 本業が忙しい社会人など、対策の時間があまり取れない人
- アルバイトや趣味にも力を入れながら公務員試験対策に取り組みたい人
アガルートの公務員試験講座は、合格まで最短ルートというキャッチフレーズにふさわしく、最高効率の学習環境を手に入れることができます。
アガルートでは、
- 合格に必要な知識に絞った講義内容!
- オンライン中心の講義で、いつでも何度でも受講できる!(最大3倍速で再生可能!)
- 単元が細かく区切られているのでスキマ時間にも学習しやすい!
と徹底的に効率化にこだわったプログラムになっています。
また、アガルートは内定後の特典が充実していたり、値段を安く抑えられていることなども魅力です。
アガルートを受講するなら、
- 最もスタンダードなコースは、「地方上級・国家一般職カリキュラム」
- 国税専門官も狙うなら、「地方上級・国家一般職+専門職・裁判所カリキュラム」
がおすすめです。
アガルートに関しては、おすすめしている公務員予備校の中で唯一、合格実績の公開がありません。
しかし、アガルートに関しては他の予備校と引けを取らないくらい充実の講座内容になっています。
こちらの記事では、アガルートの講座内容を詳細にレビューしていますので、参考にしてみてください▽

面倒見のよさを重視したいなら、EYEがおすすめ!

- 面倒見のいい公務員予備校を探している人
- マンツーマン指導してもらえる環境を探している人
EYEは規模こそ大きくありませんが、持ち前の面倒見の良さで、2021年度の1次試験合格率が驚異の90.1%というかなりの実力者です。
EYEでは、
- 個別授業を利用すれば、先生を独占して徹底的に苦手科目を対策できる!
- 週間学習実績表で、担任講師に適宜学習の内容やバランスをチェックしてもらえる!
- マンツーマン面接指導で、しっかりとコミュニケーションをとりながら的確なアドバイスをしてもらえる!
と、中小規模だからこそできる面倒見の良さで、合格者を次々に輩出しています。
EYEはとにかく面倒見の良さが強味なので、個別授業が受けられる「プレミアムコース」がおすすめです。
面倒見が強みである以上、講師との相性が非常に重要な要素なので、東京近郊にお住まいでEYEを検討している方は、まずは無料の個別相談を受けてみることをお勧めします。
国家総合職を目指すなら、伊藤塾がおすすめ!

- 本気で国家総合職(官僚)を目指す人
- 複数年かけてじっくりと対策したい人
伊藤塾は、司法試験の予備校として有名な資格予備校ですが、国家総合職試験においてもその実力は本物です。
国家総合職(法律区分)での2021年度合格実績は、
- 一次試験合格率40%!(受験生全体平均は11%)
- 二次試験合格率89%!(受験生全体平均は49%)
- 内定率は81%(合格者平均は35%)
と、受験生全体の平均を大きく上回っています。
国家総合職が強い伊藤塾ですが、国家一般職や地方上級をカバーするコースも用意されています。
また伊藤塾の場合は、2年以上かけて合格を目指す場合でも受講料が変わらないので、大学2回生からじっくり対策したい方にもおすすめです。
おすすめ公務員予備校のまとめ!
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
公務員試験合格を目指す上で、公務員予備校をしっかりと選べるかどうかは本当に重要です。
ただし、予備校選びは長い公務員試験対策の始まりでしかなく、予備校を選んだらすぐさま合格まで走り出さないといけません。
公務員試験は時間がなく苦しい戦いになりますが、自分に合った予備校を選べてさえいれば、後は頑張るだけです。
心を折らせないようしっかりと前を向いて、合格をばっちりつかみ取ってください!
しっかりと走り抜けて合格をつかみ取ってね!
早く一緒に働きましょうね!