こんにちは!現役公務員の母、コム母です。
この記事では、文章理解の対策方法と、現役公務員の息子が誰にも教えたくなかった解き方のコツについて解説しています。
文章理解は、公務員試験において本当に重要な科目です。
しっかりと対策して、本番では満点をめざしていきましょう!
満点取りに行くわよ!!
次の記事では、教養試験全般の対策方法を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください▽
文章理解ってどんな科目?
文章理解の多くは、少し長めの文章を読んで、文章の内容と合致しているものを選択肢から選ぶ問題が出題されます。
どの試験でも、
- 現代文
- 英文
の両方が必ず出題されます。
古文は出題されないの?
地方でまれに1問出題されるくらいかな
時間がもったいないから対策しなくていいよ
現代文の出題形式を確認しておこう!
まずは現代文の出題形式を確認しておきましょう。
現代文では、おもに
- 趣旨把握…著者が言いたい趣旨は何かを選ぶ問題。
- 内容合致…本文に書かれている内容かどうかを判断する問題。
- 空欄補充…本文が空欄になっており、適切な単語をはめる問題。
- 文章整序…バラバラにされた本文を順番通り並べる問題。
が出題されます。
中でも、趣旨把握問題と内容合致問題がよく出題されるので、ここを中心に対策していきましょう。
文章だけだとわかりにくいと思うので、例題も見ておきましょう。

桃太郎ね…
著作権的に載せられないのが多いからさ…
ということで、著作権の問題を回避するために、童話「桃太郎」を過去問風にしてみました。(実際の過去問は、ここまでひらがなが多い問題は出ません。)
ちなみに、例題は内容合致問題です。
じっくりと読んでいただければ、みなさんも正解にたどり着いたのではないでしょうか?
現代文は、他の問題とは異なり、時間さえかければ点数が取れる問題が多いのも特徴です。
得点源があるって安心ね!
英文の出題形式を確認しておこう!
続いて、英文の出題形式を確認しましょう。
英文では、
- 内容合致…本文に書かれている内容かどうかを判断する問題。
- 空欄補充…本文が空欄になっており、適切な単語をはめる問題。
- 文章整序…バラバラにされた本文を順番通り並べる問題。
と、ほとんど現代文で出題される形式をそのまま英文にしたような問題が出題されます。
出題されるのはほとんど内容合致問題なので、内容合致問題を中心に対策するようにしておきましょう。
こちらも文章だけではわかりにくいので、例題を見ておきましょう。

かぐや姫ね…
著作権が…(以下略)
ということで、今度は「かぐや姫」を英文化(Google翻訳)して過去問風にしました。
あくまで「こんな感じで出題されるんだな」というサンプルとして見てください。
文章理解の重要度を確認しよう!
文章理解は、教養試験における出題数も非常に多く、本当に重要な科目です。
難易度的にも、多くの受験生が満点近くとってくる科目なので、ここができないと他の受験生と差が開いてしまいます。

しっかりとした対策が必要ね!
文章理解の出題数を確認しよう!
まずは、文章理解の出題数について、詳しく確認していきましょう。
各試験の出題数はこちら▽

例えば、国家一般職や国税専門官の試験では、教養試験全体の27.5%を占めています。
仮に、文章理解をすべて落としてしまった場合、残りの問題で6割(24点)を取ろうとすると、落とせる問題数はたったの5問だけです。
残りの問題には数的処理もあるから、絶望的だね…
地方自治体の試験では、市役所試験が最も出題割合が低いですが、それでも全体の15%あります。
出題数からすると、文章理解を落としてしまうと合格がかなり遠のいてしまうということを意識しておきましょう。
文章理解の難易度を知る!
文章理解は、他の科目に比べると明らかに簡単です。
現代文などは、時間をかけて丁寧に解けさえすれば得点できることが多いですし、英文も単語が分かればある程度なんとかなってしまいます。
実際、周りの受験生たちはどんな感じだったの?
受かってる子たちはほぼ満点に近かったかな
他の受験生たちも満点近くとってきますし、文章理解で得点できない分を他の科目でカバーするのはかなり大変です。
どんなに苦手であっても、失点する範囲は1~2点程度に押さえておかないと、合格が遠のいてしまいます。
文章理解の対策方法を知る!
文章理解の対策としては、
- 毎日1問でも問題を解く!
- 英文の場合は、大学受験時の単語帳を見直しておく!
ことが重要です。
特に、文章理解の対策として問題を継続して解いておくことが非常に重要です。
予備校の講義を聞くよりも、文章理解の過去問を実際に解き続けている方が身につく力は大きいです。
文章理解は、継続することで力がどんどんついていくので、毎日1問でも解くことは必ず実践するようにしましょう。
本当にそれだけで解けるようになるの?
いや、本当にあるとき急にできるようになるんだって
特に、勉強を始めたての場合、正答率が低くて落ち込んでしまうかもしれませんが、継続していると必ずできるようになるので、あきらめずに取り組んでいきましょう!
現役公務員に聞いた文章理解の解き方のコツ
先ほど確認したように、基本的にはとにかく過去問をひたすら解くのが一番効果的です。
とはいえ、この記事を読まれている方は、解法のコツが知りたいと思いますので、解き方のコツを紹介しておきます。
その方法は、
- 問題を解くときは必ず選択肢から見る!
- 結論は、文章の最後に来ることが多いことを意識しておく!
です。詳しくみていきましょう。
問題を解くときは必ず選択肢から見る!
文章理解の問題を解くときは、現代文でも英文でも、必ず選択肢から見るようにしましょう。
というのも、択一問題である以上、正解肢以外の選択肢にはどこかしらに間違いがあるはずなので、選択肢から見たほうが間違いを見つけ出す効率が良いのです。
具体的な手順としては、次の通りです。
- まず選択肢を読む。
- なんとなくでいいので、選択肢の内容を覚えておく。
- 文章を上から読み始める。
- 1段落読み終えたら、選択肢を確認する。
- 間違いを見つけたらその選択肢を外す。
- ④⑤を繰り返し
図解すると、こんな感じです▽

例題では、この方法を試すと、順番に選択肢が消えていくのが分かると思います。
この方法を使えば、誰でも時間をかけさえすれば、いずれ正解肢にたどり着くことができます。ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、空欄補充や文章整序の場合でも、選択肢から当てはめていく方が効率的に解けます。
結論は文末付近にあることを意識する!
文章の結論は、文末付近にあることが多いです。
これを意識できると、問題が解きやすくなることがあります。
具体的には、
- 趣旨把握問題では、結論が答えになっていることが多いので、文末付近を見ると答えになっていることが多い。
- 文書整序問題では、選択肢の最後の文が結論部分になっていない場合は、間違った選択肢を選んでいる可能性がある。
ということに気づくことができます。
ただし、あくまでテクニック的な要素が大きいので、これだけに頼るようなことはやめておきましょう。
解く力の方が大事なのね
テクニックは本番で使えないと焦るからね
文章問題のまとめ!
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!
この記事をまとめると、
- 文章理解は問題数、難易度ともに超重要科目!
- 古文の対策は不要!
- 必ずできるようになるので、あきらめずに取り組むことが大事!
- 他の受験生は、ほぼほぼ満点を取ってくると思って対策する!
- テクニックも適宜使っていく!
です。
文章理解は今できなくても、続けていれば必ずできるようになります。
本番で高得点が取れるように、あきらめずにじっくり対策していきましょう!
地に足付けて頑張りましょうね!
このブログでは、現役公務員に聞いた公務員のなり方について発信しています。
教養試験対策の全体像を把握したいなら、こちらの記事がおすすめです▽
