こんにちは。現役公務員の母、コム母です。
この記事では、現役公務員から聞いた社会科学の重要性と対策方法を解説しています。
結論から言うと、専門試験の対策をしている場合、社会科学の対策は不要です。
その理由について、くわしく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
無駄な勉強を避けるために、理由までおさえましょうね!
次の記事では、教養試験全般の対策方法を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください▽
社会科学ってどんな科目?
社会科学とは、
- 法律
- 経済
- 政治
など、いわゆる中学校の「公民」でやったような内容が出題されます。
あんまり勉強した記憶がないような…
確かにあんまり目立つ科目ではないよね
いずれも大学受験でメインで使うような科目ではないことが多いので、あまり対策していない人も多いのではないでしょうか。
ただ、冒頭で説明したように、たとえ社会科学の勉強を今までしたことがない方でも、専門試験の対策をしている場合は、基本的に対策は不要です。
なぜなら、これら社会科学の問題は、すべて専門試験の対策範囲と完全に被っており、専門試験の対策がそのまま社会科学の対策にもなるからです。
なんかお得ね!
少しほっとするよね
ただし、これはあくまで専門対策をしている場合に限ります。
反対に、教養試験のみを対策している場合は、自然科学や人文科学と同じように対策が必要ですので、勘違いしてしまわないようにしましょう。
社会科学の重要度を確認しよう!

社会科学は簡単に言うと、専門試験の教養試験版です。
出題数も人文科学や自然科学に劣らないくらい出題されるわりに、難易度は専門試験の問題よりも簡単なことが多いです。
これは専門試験対策者にとっては嬉しい話ですが、教養試験しか対策していない人にとっては、これはいいニュースではありません。
教養試験に特化している場合は、周りの受験生が軽々得点している科目なんだと思って対策に臨んだ方が良いです。
みんな普通に満点取ってくると思った方がいいよ
ここからは、より具体的な出題数と難易度を確認していきましょう。
社会科学の出題数を確認しよう!
まず社会科学の出題数を確認しましょう。
試験ごとに出題数をまとめた結果はこちら▽

結構どこでも出るのね
専門試験対策者はめっちゃお得だよ
専門試験の対策をきっちりしていれば得点できてしまうので、社会科学の出題数が少ないのかと思いきや、実は教養試験のうち、7~15%程度と結構な割合が出題されます。
試験通算の割合は10%程度で、専門試験対策者にとっては、まさに「おいしい」科目です。
このブログでは基本的に「専門試験あり」の試験対策を推奨していますが、このようなシナジー効果が期待できるからでもあります。
専門試験は絶対対策した方が良いよ
社会科学の難易度を知る!
ここまでの話を聞いていただいて分かるように、社会科学の難易度は、専門試験を対策しているかどうかで決まります。
予想していただいている通りだと思いますが、
- 専門試験対策者であれば、まったく対策なしでいいほど簡単
- 専門試験を対策しないのであれば、そこそこの対策は必要
となります。
本当に対策してなかったの?
全く対策しなかったけど、大体満点だったよ
(専門試験の対策はしていました)
専門試験を対策している人はまったく心配ありませんが、教養試験しか対策していない場合は、少なくとも法律・経済くらいは対策しておく方が良いでしょう。
社会科学の対策方法と出題内容を確認しよう!
ここまで見てきたように、専門試験対策をしている場合、社会科学の対策は基本的に不要です。
裏を返せば、対策方法としては、
- 社会科学の対策より専門試験の対策を頑張る!
以外ありません。
ただ、専門試験も種類が多く、自分の選択した科目で社会科学の対策ができているか不安な方も多いはず。
ここでは、実際の過去問も紹介しながら、各科目が専門試験のどの科目に当たるのか比較しながら解説していきます。
対策が足りているか確認してみてね!
「法律」の出題例と頻出テーマを確認する!
法律は、専門科目の法律系科目が教養試験として出題されるイメージです。
実際の出題例はこちら▽

これは何の科目なの?
これは専門試験の「憲法」で勉強する内容だね
法律に関しては、
- 憲法(人権)
- 憲法(統治)
とほとんど憲法からの出題しかありません。
他にも、
- 行政法
- 民法
- 刑法
なども過去には出題されていることがありますが、頻度としては憲法が圧倒的に多いです。
教養試験のみ対策している場合は、憲法だけは外さないように対策していきましょう。
「経済」の出題例と頻出テーマを確認する!
経済は、専門科目の経済系科目から出題されることが多いです。
実際の出題例はこちら▽

これは何の科目なの?
おもに「マクロ経済学」で勉強する内容だね
経済に関しては、
- ミクロ経済学
- マクロ経済学
のどちらかで勉強したような内容が出題されることが多いです。
中には、経済史など専門試験対策者もあまり対策していないような内容も出題されるので、その点は専門試験を対策している場合でも少し注意が必要です。
「政治」の出題例と頻出テーマを確認する!
政治は、専門科目のおもに政治系科目(行政系科目と言っていることもある)から出題されることが多いです。
実際の過去問はこちら▽

これは何の科目にあたるの?
おもに「政治学」の内容だよ
出題内容としては、
- 政治学(日本や世界の選挙制度)
- 国際関係(国際機関、世界の紛争)
などが頻出テーマとして出題されます。
政治学は専門科目としてポピュラーですが、国際関係は専門試験ではあまり対策することがないので、出題されると面食らう受験者も多いです。
ですので、
- 教養試験のみを対策している場合は、政治学を中心に。
- 専門試験も対策している場合は、時間があれば教養対策として国際関係を勉強してみる。
というのがおすすめです。
社会科学の対策方法まとめ!
ということで、社会科学の対策方法については以上です。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
この記事をまとめると、
- 社会科学は専門試験対策をしていれば基本対策不要!
- 政治の得点率を強化したいなら、国際関係を教養対策として勉強してみる!
- 教養試験のみ対策している場合は、差が付けられないようにしっかり対策する必要あり。
です。
社会科学は得点源ではありますが、それは多くの受験生にとっても同じなので、差をつける何かが必要です。
トータルでしっかり差が付けられるように、しっかりと対策していきましょう!
他の科目もしっかり頑張ってね!
このブログでは、現役公務員に聞いた公務員のなり方について発信しています。
教養試験対策の全体像を把握したいなら、こちらの記事がおすすめです▽
